米 日本含む各国大使館でビザの発給業務一時停止

米 日本含む各国大使館でビザの発給業務一時停止
アメリカ国務省は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためとして、各国のアメリカ大使館などで行うビザの発給業務をほとんどの国で一時停止することを明らかにしました。
これはアメリカ国務省の報道担当者が18日、NHKの取材に対して明らかにしたもので、各国にあるアメリカ大使館などでこの日からビザ発給のための面接の予約を取り消すとしています。

また、この担当者は業務の再開については「できるだけ早く再開するが、現時点で具体的な日程は示せない」としています。

東京にあるアメリカ大使館はホームページ上に声明を出し、移民ビザなどを除くビザの発給の審査のために事前に行われる面接を19日から一時的に停止すると発表しています。

また、韓国のソウルにあるアメリカ大使館は移民ビザを含むビザの発給の審査のために事前に行われる面接を19日から一時的に停止するとしています。

アメリカが去年1年間で発給したビザは920万件以上にのぼっていて、大きな影響が出るのは避けられない見通しです。

ただ、国務省はビザを免除する措置にもとづく渡航には影響がないとしているほか、緊急に渡航する必要がある場合は大使館などに問い合わせるよう呼びかけています。