日伊外相 電話会談 新型ウイルス対策 各国の協調確認

日伊外相 電話会談 新型ウイルス対策 各国の協調確認
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、茂木外務大臣はイタリアのディマイオ外相と電話で会談し、水際対策や治療薬の共同開発などの面で各国が協調していく必要性を確認しました。
電話会談は18日夕方、およそ25分間行われました。この中で茂木外務大臣が、イタリアの新型コロナウイルスによる感染者や死者が世界で2番目に多いことを踏まえ、哀悼の意を伝えたのに対し、ディマイオ外相はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していたイタリア人への日本の支援に謝意を示しました。

日本の外務省によりますとディマイオ外相は「日本の取り組みは他国にとって模範となっている」と述べたということです。

両外相は世界的に感染が拡大する中、各国の対策で得られた知見を共有することが重要だとしたうえで、水際対策や治療薬・ワクチンの共同開発などの面で関係各国が協調していく必要性を確認しました。

そして両国に滞在しているそれぞれの国民の安全確保に向け、協力していくことで一致しました。

このあと、茂木大臣はカナダのシャンパーニュ外相とも電話で会談し、来週行われるG7=主要7か国の外相による電話会議で、新型コロナウイルス対策について、しっかり議論し、協力していくことを確認しました。