埼玉県 新たに1人の感染確認 フィンランドなどを旅行

埼玉県 新たに1人の感染確認 フィンランドなどを旅行
ツアー旅行でフィンランドなどを訪れていた埼玉県志木市の60代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが新たにわかりました。
埼玉県によりますと、感染が確認されたのは志木市の60代の女性で、70代の夫と2人で、今月7日から添乗員付きのツアー旅行でフィンランドとノルウェーを訪れていました。

女性は旅行中から発熱やけん怠感、筋肉痛の症状がありましたが、16日に帰国した時は熱が下がっていたため、成田空港の検疫の担当者に申告せず、そのまま京成電鉄やJR山手線、それに東武東上線を利用して帰宅したということです。

しかしその後、熱が38度台に上がったことから医療機関を受診し検査を受けたところ、18日、感染がわかったということです。女性の容体は安定しているということで、県は詳しい行動歴や、濃厚接触者について調べることにしています。

埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者はこれで35人となりました。

埼玉県の大野知事は、県内では海外から帰国後に感染が明らかになるケースが多いとしたうえで、「こうした感染が市中に広まると影響が大きくなってしまうため改めて国の水際での検疫体制の強化をお願いしたい」と話していました。