原油価格 17年ぶりの安値 ニューヨーク市場

原油価格 17年ぶりの安値 ニューヨーク市場
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って各国で人の移動を制限する措置が広がる中、国際的な原油価格が一段と下落しています。ニューヨーク市場のWTIの先物価格は日本時間の午後7時半の時点で1バレル=25ドル台前半まで値下がりしていて、ロイター通信は2003年以来、17年ぶりの安値になったと伝えています。
また、ロンドンの市場で取り引きされる北海産の原油の先物価格も一時、1バレル=27ドル台をつけ、大幅に値下がりしています。

国際的な原油価格はサウジアラビアやロシアなど主な産油国が増産を打ち出し供給過剰が懸念される一方、世界で経済活動が停滞して需要が落ち込むと見込まれていて、下落傾向が一段と強まっています。