アジア株 売り注文広がる展開 韓国など多くの市場で下落

アジア株 売り注文広がる展開 韓国など多くの市場で下落
18日のアジアの株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響への懸念から午後になって、売り注文が広がる展開となり、韓国や香港など多くの市場で株価は大きく下落しました。
各地の代表的な株価指数の終値は、17日と比べて、韓国がおよそ4.8%、香港がおよそ4.1%、台湾がおよそ2.3%といずれも大きく下落し、オーストラリアでは、およそ6.4%の急落でした。

また、中国・上海の株式市場でも代表的な株価指数の「総合指数」がおよそ1.8%下落し、シンガポールもおよそ1.1%の下落でした。

市場関係者は、「ヨーロッパだけでなく、東南アジアでも人の移動を制限する措置が相次ぐなど世界各国で経済活動の停滞につながる動きが広がり、投資家の不安は強まっている。株式市場では当面、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。