茨城 新たに20代男性の感染確認 ヨーロッパ旅行中に発熱

茨城 新たに20代男性の感染確認 ヨーロッパ旅行中に発熱
茨城県は18日、県内に住む20代の男性が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表しました。茨城県内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、2人目です。
感染が確認されたのは県内に住む20代の男性で、ヨーロッパ旅行中の今月14日に発熱して16日帰国し、空港から自家用車で帰宅しました。

その後、帰国者・接触者外来を受診し、18日PCR検査をしたところ新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。

男性はのどの痛みと発熱の症状があり、県内の感染症指定医療機関に入院していますが、症状は軽いということです。県は、男性の同居の両親と旅行の同行者1人について19日、PCR検査を行うことにしています。

茨城県で感染が分かったのは17日に続き2人目で、いずれも海外からの帰国者だったことを受けて、大井川知事は今月4日以降に帰国した人の自宅待機と帰国者・接触者相談センターへの連絡を求めたほか、企業に対し、帰国した社員の体調について上司が報告を受け、2週間を目安に自宅待機を指示することを求めました。

また、17日感染が確認された30代の会社員について、その後の調べで、先月28日にイタリアから帰国した際には羽田空港を利用し、京急線で品川駅に向かって自宅の最寄りの勝田駅までJR常磐線の特急を利用したことが分かったということですが、県は「潜伏期間中のため他者に感染させるリスクは低い時期と考えられる」としています。
大井川知事は「2人目も濃厚接触した人は少ないと分析しており、しっかり感染拡大を封じ込めたい」と話していました。