フランス 外出制限始まる 警察官10万人を配置

フランス 外出制限始まる 警察官10万人を配置
フランスでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出を制限する措置が始まり、政府は全国に警察官10万人を配置して措置の徹底を図っています。
フランスでは、17日正午から少なくとも15日間にわたって全土で外出を大幅に制限する新たな措置が始まり、家族や友人どうしの少人数の集まりも原則禁止となりました。

外出する場合は、政府のウェブサイトからダウンロードした書類に名前や住所、外出の理由を記入して携帯することが義務づけられ、政府は全国に警察官10万人を配置して措置の徹底を図っています。

パリの観光名所シャンゼリゼ通りでは、警察官が車やバイクに乗る人や歩行者が書類を携帯しているか確認する様子が見られました。

今回の措置では、食料品など生活必需品の購入や医療にかかわる理由、それに在宅勤務ができない仕事などを除いて外出は認められず、従わない場合は38ユーロ、日本円でおよそ4500円の罰金が科されることになっています。

カスタネール内相は17日、テレビを通じて措置の内容を説明し「家にいてください。それがウイルスの拡散を防ぐためにあなたができることです」と述べて、国民に協力を求めました。