新型コロナウイルス イタリアで感染者3万人超に

新型コロナウイルス イタリアで感染者3万人超に
新型コロナウイルスの感染の拡大がヨーロッパの中でも最も深刻なイタリアで、感染者が3万人を超えました。現地の専門家は自宅で隔離される期間の長期化が結果として患者の重症化につながっていると指摘し、医療態勢を強化する必要性を訴えています。
イタリアでは17日、新型コロナウイルスの感染が確認された人が新たに3500人以上増え、累計で3万1506人になりました。

また死者は345人増えて2503人となりました。

イタリア政府が今月10日から全土で外出を控えるよう求めて以降、感染者は2万人以上増え、死者は4倍以上になったことになります。

感染者が集中している北部・ロンバルディア州の病院で治療を指揮するマリオネグリ薬理学研究所のジュゼッペ・レムッツィ教授はNHKの取材に対し「先週と比べると、肺炎が悪化し容体が深刻な患者が多く病院に搬送されている」と述べて、病院に搬送された時点ですでに重症化している患者が増えていることを明らかにしました。

そのうえで、感染を防ぐためできるかぎり自宅で隔離させていることが、結果として感染者の重症化につながっていると指摘し、死者が増える要因にもなっているという見方を示しています。

レムッツィ教授は「病院に余力はほとんどない。毎日、なんとか対応しようとしているが極めて難しくなっている」と述べ医療態勢を強化する必要性を訴えています。