オリンピック聖火 引継式は大幅に縮小して実施へ

オリンピック聖火 引継式は大幅に縮小して実施へ
東京大会の組織委員会は、19日にギリシャで予定されているオリンピックの聖火を開催都市の東京に引き継ぐ引継式が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、森会長をはじめ東京側の参加をほとんど取りやめるなど規模を大幅に縮小して行われることを明らかにしました。聖火の輸送の予定は変わらず、19日にギリシャを出発し、20日に宮城県に到着するということです。
17日夜、都内で組織委員会の森会長と武藤事務総長が明らかにしました。

東京オリンピックの聖火は、19日にギリシャの首都アテネのパナシナイコスタジアムでギリシャ側から開催都市の東京に引き継ぐ引継式が予定されています。

組織委員会は、IOCやギリシャオリンピック委員会と今夜、電話会議を行い、新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大する中、ギリシャでも入国した外国人が14日間隔離されるなど厳しい状況になっているとして、森会長をはじめ、東京側の参加をほとんど取りやめ、引継式は規模を大幅に縮小して行われることになったということです。

式典では柔道の野村忠宏さんとレスリングの吉田沙保里さんが聖火ランナーを務め、聖火を日本に運ぶ予定でしたが、2人も参加できなくなりました。

聖火はすでにギリシャに入っている組織委員会の関係者8人が特別輸送機で日本に運ぶということで、輸送の予定は変わらず、19日にギリシャを出発し、20日に宮城県に到着するということです。

ギリシャでの聖火リレーは今月12日に始まりましたが、想定以上の観客が集まったため、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して2日目に中止されています。