ロシア クラッシックバレエの殿堂 ボリショイ劇場も閉鎖

ロシア クラッシックバレエの殿堂 ボリショイ劇場も閉鎖
ロシアでは新型コロナウイルスの感染防止策として、人が集まるイベントの開催や移動の制限を一段と強化し、経済への影響が深刻さを増しています。
このうち首都モスクワでは、来月10日まで大規模な屋外行事と50人以上が参加する屋内のイベントを禁止することが16日に決まり、クラシックバレエの殿堂、ボリショイ劇場をはじめとする多くの劇場やホールで公演がキャンセルされています。

またロシア政府は先月20日から中国人の入国を原則、禁止していますが今月18日からはすべての外国人の入国を制限すると発表しました。

モスクワを訪れる外国人観光客はすでに減っていて、モスクワ中心部にある世界遺産の「赤の広場」も閑散としていました。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、ロシアでは、製造業のサプライチェーンに混乱が生じているほか、観光業や外食産業が深刻な打撃を受け、OECD=経済協力開発機構は、ことしのロシア経済の成長率の見通しを1.6%から1.2%に下方修正しています。