入国禁止拡大の動き世界に 新型コロナウイルス感染拡大受け

入国禁止拡大の動き世界に 新型コロナウイルス感染拡大受け
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、フランスは日本時間の17日午後8時から、EU=ヨーロッパ連合の域外からの入国を原則禁止します。またカナダも18日から自国民やアメリカ人以外の入国を禁止とするなど、国と国の間の往来を制限する動きは世界に広がっています。
新型コロナウイルスの感染が世界的に広がる中、EU=ヨーロッパ連合は16日、加盟国に対し、加盟国の国民や長期の居住者などを除いて、域外からの入国を30日間、禁止することを提案。

これを受けてフランスは現地時間の17日正午、日本時間の17日午後8時から、この措置を実施することになりました。

またカナダも18日から自国民やアメリカ人以外の入国を禁止し、ロシアも18日から5月1日まで、外国人の入国を禁止するなど、欧米では国と国の間の往来を制限する動きが広がっています。

こうした動きはアジアでも広がっていて、韓国は今月8日から日本人に対するビザの免除の措置をやめ、発行済みのビザの効力も停止したほか、マレーシアは18日から、すべてのマレーシア人の出国と外国人の入国を禁止するとしています。

このほかアフリカではケニアが今月15日、感染者が確認されているすべての国からの入国を禁止したほか、南アフリカもイタリアやイランなど、感染者が多い国からの入国を禁じる措置を18日から実施するとしています。

さらに南米では、エクアドルが自国民を含むすべての人の入国を禁止する措置をとっていて、外国人などの入国を制限する国は南極を除くすべての大陸に広がっています。