新型コロナウイルス 群馬県で新たに4人感染確認 県内10人に

新型コロナウイルス 群馬県で新たに4人感染確認 県内10人に
群馬県は17日、新たに県内に住む50代と70代の男女合わせて4人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。県内で感染が明らかになった人は、これで10人となりました。
群馬県によりますと、きょう新たに感染が確認されたのは4人で、このうち3人はいずれも大泉町にある診療所「ましも内科・胃腸科」の70代の男性職員と50代の女性職員、それに50代の女性患者だということです。

この診療所では、すでに医師や看護師などの感染が確認されていて、感染が明らかになった関係者は合わせて7人となりました。

県は診療所内で「クラスター」と呼ばれる感染者の集団が発生したとみて、厚生労働省に専門の「クラスター対策班」の派遣を要請していて、18日担当者が現地入りするということです。

また、17日感染が確認されたもう1人は、太田市に住む70代の男性で、今月7日に県内で初めて感染が明らかになった保育士と同居する父親だということです。

この保育士は母親も感染が明らかになっていますが、そのほかの濃厚接触者とされた勤務先の保育園の園児や職員など、合わせて150人余りは、17日までに2週間の健康観察期間を終え、全員感染は確認されなかったということです。

17日感染が確認された4人の容体は、いずれも安定しているということです。

県内で感染が明らかになった人は、これで10人となりました。

17日夜、記者会見を開いた群馬県の武藤幸夫健康福祉部長は、「厚生労働省のクラスター対策班の指導を受けながら、感染拡大防止に努めていきたい」と述べました。