厚労相「臨床例共有して現場での治療に役立てたい」

厚労相「臨床例共有して現場での治療に役立てたい」
16日夜のG7=主要7か国の首脳による緊急のテレビ会議で、安倍総理大臣が治療薬の開発の加速を呼びかけたことに関連し、加藤厚生労働大臣は閣議のあと記者団に対し「観察・臨床研究としてインフルエンザ治療薬の『アビガン』をはじめ、さまざまな薬が使われている。それ以外も治療の現場で、いろいろな工夫がなされているので支援していきたい。また、臨床例が出てくれば、お互いに共有して、それぞれの現場での治療に役立てていただきたい」と述べました。
また菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、治療薬の開発について「国内ですでに投与経験のある抗ウイルス薬などについて、新型コロナウイルスへの有効性などを確認するために、国立国際医療センターを中心に臨床研究を開始している。G7で合意した定期的な保健大臣会合の場を通じて、国際協力による研究開発の加速をしっかり図っていきたい」と述べました。