麻生副総理兼財務大臣は、閣議のあとの記者会見で、Ｇ７＝主要７か国の財務大臣との電話会談を近く行い、新型コロナウイルスの感染防止策や金融市場への対応などについて協議することを明らかにしました。

この中で麻生副総理兼財務大臣は、Ｇ７の財務大臣の電話会談について「今晩ぐらいかな」と述べ、近く、早ければ日本時間の17日夜にも行うことを明らかにしました。

そのうえで「新型コロナウイルスへの対応は結果として日本が先進的にやっているのではないか。そうした情報を共有しつつ、アメリカは非常事態宣言を出しているので、どういった対応をするのか聞かないといけない」と述べ、感染防止策や金融市場への対応などについて協議することを明らかにしました。

さらに、今後、どれくらいの頻度でＧ７各国の財務大臣と電話会談を行うのか問われたのに対して、麻生大臣は「毎日やるかもしれないし１週間ごとの時もあるだろう」と述べ、定期的に行っていく考えを示しました。

また、16日のニューヨーク株式市場で株価が過去最大の下落幅を記録するなど市場の動揺が収まらないことについて麻生大臣は「株価が3000ドル近く上がったり下がったりすることは少なくとも安定しているとは言い難いので、対応を間違えないようにしっかり見ておかないといけない」と述べました。