米軍制服組トップの訪日延期 感染拡大受け

米軍制服組トップの訪日延期 感染拡大受け
新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、今月下旬に日本を訪問する方向で調整されていたアメリカ軍の制服組トップの訪日が延期されたことがわかりました。
日米の複数の関係者によりますと、アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長が今月下旬に日本を訪れる方向で調整が進められていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、訪問は延期されたということです。

訪日中、安倍総理大臣や河野防衛大臣との会談が調整されていたほか、太平洋戦争末期に激戦地となった硫黄島での日米合同の追悼式に出席する予定でした。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、アメリカではエスパー国防長官も今月予定されていたインドなど3か国の訪問を延期しています。

アメリカ国防総省はすべての軍人とその家族に対し、アメリカ国内の移動を原則として禁止したほか、海外を訪れた軍人や職員について、帰国後2週間、国防総省への立ち入りを禁じるなど感染拡大の防止に向けた対策を強化しています。