東京五輪 5月末までに感染ピーク過ぎたかが目安 仏五輪委会長

東京五輪 5月末までに感染ピーク過ぎたかが目安 仏五輪委会長
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、フランスのオリンピック委員会の会長はロイター通信の取材に対し、東京オリンピックが予定どおり開催されるためには5月末までに感染拡大のピークを過ぎていることが目安になるという考えを示しました。
ロイター通信によりますと、フランスオリンピック委員会のドゥニ・マセリア会長は16日、7月24日の開幕が計画されている東京オリンピックについて「5月末の時点でも危機のさなかにあるなら、どうやってオリンピックを開けばいいか分からない」と話しました。

そのうえで「感染拡大のピークが過ぎて状況が改善したとしても選手の選考をめぐる問題が生じるが、何らかの方法を見出せるだろう」と述べ、大会を予定どおり開くためには5月末までに感染拡大のピークを過ぎていることが目安になるという考えを示しました。

IOC=国際オリンピック委員会は17日に各競技を統括する国際競技団体と、18日に各国・地域のオリンピック委員会と、臨時の電話会議を開く予定で、東京大会をめぐって参加団体からどのような意見が出るのか注目されます。