学校閉鎖 56か国5億人超が通学できず 教育格差に対策を 国連

学校閉鎖 56か国5億人超が通学できず 教育格差に対策を 国連
国連は、新型コロナウイルスの対策としてこれまでに世界56か国が学校を閉鎖したため5億人を超える子どもたちが学校に通えなくなっているとして、教育格差が広がらないように十分な対策を講じるよう各国政府に呼びかけました。
国連のデュジャリック報道官は16日の定例の記者会見で、ユネスコ=国連教育科学文化機関の統計を紹介し、新型コロナウイルスの感染拡大によって、これまでに56か国が全国規模で学校を一時的に閉鎖し、5億1600万人の子どもたちが学校に通えなくなったと指摘しました。

また、17の国が国内の一部地域で学校閉鎖の措置を取っているとしています。

デュジャリック報道官は「遠隔教育がすべての学校と生徒に行き渡らず、感染の大流行が不平等を広げるのではないかと懸念している」と述べて、教育格差が広がらないように十分な対策を講じるよう各国政府に呼びかけました。