日本企業 欧米で生産停止や在宅勤務の動き 新型コロナウイルス

日本企業 欧米で生産停止や在宅勤務の動き 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染が拡大しているヨーロッパやアメリカでは、日本の企業が工場の生産を停止したり従業員に在宅勤務を推奨したりする動きが出ています。
大手バイクメーカーのヤマハ発動機はフランスにあるバイクの組み立て工場と、イタリアのエンジン工場の操業を16日から1週間程度、停止することを決めました。

このうちフランスの工場はヨーロッパで唯一のバイクの組み立て工場で、年間およそ7万台のバイクを生産しています。

会社は、国民の外出を減らすことなどを呼びかけるフランス政府の要請を受けて従業員の安全を確保するために停止を決めたとしています。
また日産自動車は、スペインにある商用車やピックアップトラックを生産する工場で今月13日と16日の2日間、操業を停止していて、政府の方針や部品の調達状況を見ながら今後の生産体制を決めるとしています。

このほか日産とマツダは、アメリカで国家非常事態が宣言されたことを受けて、現地で働く従業員に在宅勤務を推奨していて、新型コロナウイルスの感染拡大による企業活動への影響は世界的に広がっています。