“使われない給食食材を買って” 農水省が特設ページ開設

“使われない給食食材を買って” 農水省が特設ページ開設
農林水産省は学校給食の取りやめで影響を受けている生産者などを支援しようと、使われなくなった食品を消費者が購入できるインターネットの特設ページを開設しました。
特設ページは農林水産省の委託を受けた全国の食品をネットで販売する民間のサイト「うまいもんドットコム」に16日、設けられました。

この中では、本来は給食向けだった10切れ入りの「サバみぞれ煮」や「イワシのしょうが煮」、「サワラの西京焼」などが出品されていて、消費者が購入することができます。

商品の送料は政府が負担して消費者にとっては無料となるほか、生産者などが出品する際の費用も政府が負担します。

特設ページは今月末まで開設され、新型コロナウイルスの感染拡大で給食の取りやめの影響を受けている生産者や加工業者などを支援し、食品ロスの削減にもつなげたい考えです。

農林水産省は、このほかにも給食向けの牛乳を生産している酪農家への補助金の支給や、給食向けだった食品を福祉施設などに食品を無償で提供する、いわゆるフードバンクに寄付する際、送料を負担することを決めています。