新型コロナウイルスの感染拡大で経済に大きな影響が出ているため、ニュージーランドの中央銀行にあたるニュージーランド準備銀行は16日、政策金利を引き下げ、今の１％から過去最低の0.25％にすると発表しました。政策金利の引き下げは、去年８月以来です。

ニュージーランド準備銀行は声明で「新型コロナウイルスの経済へのマイナスの影響は、さらなる金融刺激策を正当化している」として、感染拡大による経済への影響に対応するため、利下げに踏み切ったとしています。

そのうえで「経済へのマイナスの影響は、今後も重大だ」として、経済への影響は当面続くとの見通しを示しました。

そして、さらなる金融刺激策が必要になる場合には、追加の利下げよりも国債の大規模な購入が望ましいとしています。