クルーズ船 帰宅時に「外出控える」記載無い文書を誤配付

クルーズ船 帰宅時に「外出控える」記載無い文書を誤配付
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厚生労働省は、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船の乗客などが帰宅する際、一部の人に誤って不要不急の外出を控えるよう求める記載のない文書を配っていたことを明らかにしました。クルーズ船をめぐっては、帰宅したあとになって感染がわかった人もいて、厚生労働省は「文書に記載がなかったために外出した人がいる可能性が否定できず申し訳ない」としています。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員のうち、ウイルス検査で陰性となり下船した人に対し、厚生労働省は帰宅後2週間は不要不急の外出を控え、外出する際は必ずマスクを着用することなどを求めています。

こうした帰宅後の生活の注意点について「健康カード」と呼ばれる文書を配って周知していますが、一部の人に誤って外出を控える記載がない文書を配っていたということです。

クルーズ船をめぐっては、ウイルス検査で陰性となり帰宅したあとになって症状が出るなどして再び検査し、感染が確認された人が7人います。

厚生労働省は「文書に不要不急の外出を控えるよう求める記載がなかったために外出してしまった人がいる可能性が否定できず申し訳ない」としたうえで、自治体を通じて改めて周知を徹底するとしています。