クルーズ船 健康観察終え全員が帰宅可能に

クルーズ船 健康観察終え全員が帰宅可能に
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員・乗客のうち、最後に下船した145人が15日健康観察を終え、全員が帰宅できることになりました。一方、厚生労働省は、急病などで健康観察期間を終える前に下船した15人についてその後、新たに感染を確認したと明らかにしました。
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は、今月1日に最後まで残っていた乗員が下船し、このうち145人が埼玉県和光市にある国の施設に滞在して2週間の健康観察を受けていました。

15日この期間を終え、ウイルス検査で全員が陰性だったことから、16日から順次、施設を出て帰宅できることになりました。

一方、厚生労働省は、乗船者のうち急病で救急搬送されたり、その人に付き添うなどして、健康観察期間を終える前に下船した人のうち15人についてその後、新たに感染が確認されたと明らかにしました。

これで、クルーズ船の乗客・乗員で感染が確認されたのは、帰宅後に感染が分かった7人を除いて合わせて712人となりました。

厚生労働省は、2週間の健康観察を終え帰宅したあとも、引き続き2週間は不要不急の外出を控えるよう求めています。