“疫病払う”石仏 特別公開 新型ウイルス感染の収まりを祈る

“疫病払う”石仏 特別公開 新型ウイルス感染の収まりを祈る
富山県射水市の神社で、疫病を追い払うとされる石仏が新型コロナウイルスの感染の広がりを受けて特別に公開され、訪れた人が感染が収まるよう祈っていました。
射水市の放生津八幡宮には、疫病を追い払うと伝えられる石仏が12体あります。

ふだんは公開されていませんが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、15日、特別に公開されました。

訪れた人は、石仏の前で手を合わせて新型コロナウイルスの感染が収まるよう祈願し、無病息災を願う札を持ち帰っていました。

神社によりますと、江戸末期にコレラが流行した際にも、人々がこの石仏に疫病退散を祈願するなど、昔から信仰を集めてきたということです。

地元の80代の女性は「小さいときから何か大きな問題が起きたらこの神社と言われていたことを思い出し、やって来ました」と話していました。

放生津八幡宮の大伴泰史宮司は「新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くの人が来ていて、感染の影響の大きさを感じます。早く終息するよう願っています」と話していました。