韓国 1日の感染者増加数が3週間ぶり2桁に 引き続き警戒

韓国 1日の感染者増加数が3週間ぶり2桁に 引き続き警戒
韓国政府は15日、新型コロナウイルスの感染者が14日の1日で76人増えて8162人に、死者は3人増えて75人になったと発表しました。
感染者の数を地域別でみますと、新興宗教団体の教会で集団感染があった南部のテグ(大邱)が、全体の70%余りに当たる6031人となっているほか、首都ソウルが247人、第2の都市のプサン(釜山)が106人などとなっています。

韓国では先月下旬から連日、感染者が100人以上増加し、多い日にはその数は1000人近くにまでなっていましたが、14日は1日の増加数が3週間ぶりに100人を下回りました。

これについて韓国政府は15日午後の会見で「海外からの流入の可能性が非常に高まっているし、地域社会で広がる危険性も依然として残っており、数字が2桁に減ったということは、何も意識していない」と述べ、引き続き警戒が必要だとの考えを強調しました。

一方でムン・ジェイン(文在寅)大統領は感染者が集中しているテグとその周辺の地域を感染症による影響では初めて「特別災難地域」に指定し、今後、国費を投入して復興を支援していくことにしています。