教職員と地元の人たちだけの静かな閉校式 千葉 多古町

教職員と地元の人たちだけの静かな閉校式 千葉 多古町
創立140年を超える千葉県多古町の小学校で、14日、閉校式が行われましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、児童の参加は見送られ、教職員や地元の人たちだけの静かな式典となりました。
閉校式が行われたのは、明治7年に創立され、今月末で閉校する多古町の常磐小学校です。

今月2日から休みに入っている全校児童57人の参加は見送られ、教職員や地域の人たちなど40人が集まりました。

あいさつに立った野口欣也校長は「ことしの3月はとりわけ寂しいものになりました。子どもたちが元気に登校できない中で閉校式を迎えました」と述べました。

本来は、児童が練習を重ねてきた踊りや歌を披露する予定でしたが、学校の歴史などを紹介するスライドの上映だけが行われ、145年の歴史に静かに幕を閉じました。

卒業生で、閉校記念事業の実行委員長を務めた那須保秋さんは「主役の児童がいないことが非常に残念です。母校がなくなると寂しいですが、子どもたちには自分の夢をかなえてもらいたい」と話していました。