福島県で70代女性の感染確認 エジプトから帰国

福島県で70代女性の感染確認 エジプトから帰国
福島県は郡山市に住む70代の女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。女性はエジプトを訪れた際に、複数の感染者が確認されているナイル川のクルーズ船に乗船していたということです。
福島県によりますと、新型コロナウイルスに感染したのは、郡山市の郡山女子大学に勤務する70代の女性職員です。

現在、県内の医療機関に入院して治療を受けていますが、症状は軽いということです。

女性は先月21日から今月1日まで旅行でエジプトを訪れ、滞在中、複数の感染者が確認されているナイル川のクルーズ船に乗船していたということです。

今月2日に帰宅したあと下痢の症状が出たほか、6日にはせきが、9日には37度7分の発熱があり、その後も発熱や食欲不振が続いたことから、13日、帰国者・接触者相談センターに相談し、帰国者・接触者外来を受診しました。

新型コロナウイルスの検査の結果、14日、「陽性」であることが確認されました。

福島県内で感染が確認されたのは2人目です。

女性は1人暮らしで、成田空港から新幹線などを乗り継いで帰宅したあと、今月4日から6日までと9日の合わせて4日間、大学に出勤したほか、10日には近所の大型店で30分ほど買い物をしたということです。

いずれもマスクはつけていたということで、郡山市の保健所がさらに詳しい行動歴や濃厚接触者について調べています。