ホワイトハウス トランプ大統領の感染の危険性低い 主治医見解

ホワイトハウス トランプ大統領の感染の危険性低い 主治医見解
アメリカのホワイトハウスは、新型コロナウイルスの陽性反応が出たブラジル政府の当局者と同席したトランプ大統領について、感染の危険性は低く、現時点では検査を受ける予定はないという主治医の見解を発表しました。
アメリカのワシントンにあるブラジル大使館は13日、先週末に南部フロリダ州のリゾート施設で行ったトランプ大統領とブラジルのボルソナロ大統領との首脳会談に同席していた広報担当の高官に続いて、臨時代理大使も新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。

これに関連して、ホワイトハウスは13日夜、トランプ大統領の主治医の見解を発表し、この中で主治医は、陽性反応が出た当局者2人のうち、1人は握手や写真撮影など接触が極めて限られていたほか、もう1人は、より長い時間、大統領と近接した状態にあったものの、症状が表れる前の接触だったと説明しました。

そのうえで、CDC=疾病対策センターの基準では、感染の危険性は低く、現時点では隔離や検査の予定はないとしています。

トランプ大統領は13日の記者会見で、みずからに新型コロナウイルスの症状はないとしたうえで「検査を受けないと言ったことはない。受ける可能性が高い」と述べ、今後、検査を受ける可能性もあるという見通しを示していました。

一方、ボルソナロ大統領自身は、フェイスブックで「ウイルスの検査を受けた結果、陰性だった」と明らかにしたものの、ブラジルのメディアによりますと、来週前半に再度検査を受ける予定にしているということです。