休館中の美術館がSNSで展示品紹介 東京 渋谷区

休館中の美術館がSNSで展示品紹介 東京 渋谷区
新型コロナウイルスの感染拡大で各地の美術館が休館となる中、東京 渋谷区の美術館がSNSで展示品を紹介する取り組みを始めています。
東京 渋谷区にある浮世絵専門の美術館「太田記念美術館」は、明治から大正にかけての浮世絵の作品およそ110点を集めた展示会を先月から開いていましたが、ウイルスの感染拡大の影響で、今月1日から休館しています。
美術館では、外出しにくい状況の中でも気持ちが和むようにと、展示会の作品や収蔵品をツイッターで「#おうちで浮世絵」というハッシュタグをつけて紹介する取り組みを始めています。

このうち、家の安全を守るために十二支が合わさった架空の動物が描かれた作品は、閲覧した人からおよそ2万4000件の反応があったということです。

企画した日野原健司主席学芸員は「準備した作品を多くの人に見てもらえない状況になってしまったので、自宅で見てもらいたいと企画しましたが、予想以上の反応があり驚いています。先行きは不透明ですが、美術館が開館した際に、SNSでの投稿が足を運んでもらうきっかけとなればと思います」と話していました。