マスクを高齢者施設などに配布 北海道 北見

マスクを高齢者施設などに配布 北海道 北見
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、北海道北見市では国が用意したマスクが届き、市内におよそ160か所ある高齢者施設などに配られています。
厚生労働省は、北見市のすべての世帯を対象に1世帯当たり、およそ40枚のマスクを配布しました。

ところが、多くの入所者がいる高齢者施設や障害者施設なども1世帯と数えられていて、施設側から支援を求める声が上がっていました。

これを受けて、13日、厚生労働省から追加のマスク5万6000枚が市役所に届き、早速、施設への配布が進められています。

このうち、北見市北進町の特別養護老人ホームには、14日午前10時ごろマスクを積んだ車が到着し、市の職員が袋入りのマスクを施設側に届けていました。

マスクは施設の入所者1人に対し2週間分として14枚ずつ配られ、北見市では13日と14日の2日間で市内161施設のおよそ4000人を対象に配布することにしています。

特別養護老人ホームの管理者の平川和弘さんは「マスクの備蓄が2か月分しかなく、職員一同、節約して使っていました。不安だったので非常に助かります」と話していました。