「うつるぞ」とせき 感染装った男を逮捕 業務妨害の疑い 島根

13日、島根県雲南市のJR木次駅で新型コロナウイルスに感染しているように装った44歳の男が、「1メートル以上離れないとうつるぞ」と言ってせきをし、駅員の業務を妨害したとして警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、島根県出雲市に住む無職の狩野仁容疑者(44)です。

警察の調べによりますと狩野容疑者は13日午後0時半ごろ、雲南市のJR木次駅構内で新型コロナウイルスに感染しているように装い、「窓口が閉まっているのは自分がコロナウイルスに感染しているからか」、「1メートル以上離れないとうつるぞ」と言ってせきをするなどして駅員の業務を妨害したとして偽計業務妨害の疑いが持たれています。

島根県では新型コロナウイルスの感染者は確認されていませんが、駅員は狩野容疑者がいた待合室などの消毒に当たりました。

警察によりますと、狩野容疑者は「新型コロナウイルスの検査を受けたことはない」と話していて、13日も発熱などの症状はなかったということです。

調べに対し、狩野容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は、動機などを詳しく調べることにしています。