新型コロナウイルス 感染対策も 国公立大学で後期試験始まる

新型コロナウイルス 感染対策も 国公立大学で後期試験始まる
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、各地の国公立大学で後期試験が始まっています。
このうち東京 目黒区の東京工業大学では、午前8時すぎからマスク姿の受験生が試験会場となっている建物に向かいました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京工業大学でも受験生に対して試験中のマスク着用を呼びかけたり、アルコールの消毒液を設置したりしたほか、受験生どうしの間隔を広くとるため、例年より試験会場の数を増やすなどの対策をしたということです。

受験生の1人は「電車に乗った際はつり革をなるべく握らないなど感染しないよう注意して過ごしてきました。試験を受けられることに感謝して精いっぱい頑張ります」と話していました。

文部科学省によりますと、国公立大学の後期試験の志願者数は16万5087人で、去年より1万4527人少なくなっています。

ことしは新型コロナウイルスの影響で北海道大学や高知大学などは後期試験を中止し、センター試験の結果などを基に合否判定を行うなど、大学によっては異例の対応がとられました。

国公立大学の後期試験の合格発表は、今月20日からそれぞれ行われます。