NYで計画の「原水爆禁止世界大会」中止 新型ウイルスの影響で

NYで計画の「原水爆禁止世界大会」中止 新型ウイルスの影響で
来月からアメリカで開かれるNPT=核拡散防止条約の再検討会議に合わせて、核兵器廃絶を訴えるために初めて現地での開催が計画されていた被爆者などによる「原水爆禁止世界大会」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となったことが関係者への取材で分かりました。
アメリカ・ニューヨークの国連本部では、核軍縮の大きな方向性を決めるNPTの5年に1度の再検討会議が来月下旬から開かれる予定です。

現地では、これにあわせて被爆者やNGOなどが、来月24日から3日間の日程で大規模なデモ行進などを通じて核兵器廃絶を訴える「原水爆禁止世界大会」を海外で初めて開くことを計画し、広島市の松井市長らの参加も検討されていました。

しかし、関係者によりますと、世界で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受けて、主催団体は一連の活動をすべて中止することを決めました。

活動に参加予定だった日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳代表委員は、「感染拡大を防ぐためではあるが、多くの人が集まって世界に直接、核兵器廃絶を訴える貴重な機会の1つだったので、海外での初めての試みができなくなったことは非常に残念だ」と話しています。