フィリピン大統領 「マニラ出入り禁止」発表

フィリピン大統領 「マニラ出入り禁止」発表
フィリピンのドゥテルテ大統領は12日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することを目的として、今月15日からおよそ1か月間、陸路や国内の航空便などで首都マニラに出入りすることを禁止すると発表しました。一方、具体的な対象などについては明らかにしませんでした。
ドゥテルテ大統領は12日夜、記者会見を開き、「今月15日から来月14日まで、陸路、国内航空便、それに国内海路で首都マニラに出入りすることを禁止する」と発表しました。

一方、新型コロナウイルスの感染が拡大する国への渡航歴の有無など、禁止の具体的な対象や方法については言及しませんでした。

この発表についてフィリピンの閣僚はNHKの取材に対し、「警察が幹線道路にチェックポイントを設けて、出入りする人の身元を確認して、マニラに家や勤務先がある人だけ通れるようにすると聞いている」と話しています。

また別の閣僚は、「物流や経済活動のための通行は禁止の対象にはならないと聞いている」と話すなど、発表の内容については政府内で情報が錯そうしています。

フィリピン政府の中に設けられた対策チームは、13日にも具体的なガイドラインを発表するとしています。