納品できないバラ1000本が卒業式中止の学生へのお祝いに

納品できないバラ1000本が卒業式中止の学生へのお祝いに
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新型コロナウイルスの影響でイベントなどの中止や延期が相次ぐ中、東京 渋谷のバラの花を販売する専門店では、卒業式が中止になった人たちに無料でバラをプレゼントする取り組みを始めていて、学生などから感謝のことばが寄せられています。
東京 渋谷区にあるバラを専門に販売する専門店では、新型コロナウイルスの影響で納品を予定していたイベントが中止となり、仕入れたバラおよそ1000本が納品できなくなりました。

このため卒業式などが中止された人たちのために役立てたいと、式が中止となった幼稚園児から大学生までを対象にひとり1本ずつ、無料でプレゼントする取り組みを今月7日から始めました。
バラはアフリカから輸入され、ふだんは1本800円ほどで販売されているということで、12日は、友人からこの取り組みを聞いたという近くの大学の卒業生たちが次々と訪れ、12種類の中から好きなものを選んでいました。
訪れた学生は「式が中止になり、とても悔しい気持ちでしたが、お祝いの気持ちを感じることができました」と話していました。

今回の取り組みを行った専門店「AFRIKA ROSE」のオーナーの萩生田愛さんは「行き場を失ったバラがお祝いの花としていかされてとてもうれしいです」と話していました。

この取り組みは仕入れたバラが無くなり次第終了するということです。