大阪市 すべての小中学校と幼稚園 新学期から再開へ

大阪市 すべての小中学校と幼稚園 新学期から再開へ
大阪市の松井市長は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために行われている小中学校と幼稚園の休校、休園について、今月25日からの春休みの期間中に、中学校の部活動などを順次、再開したうえで、来月の新学期から、すべての学校と幼稚園を再開する考えを示しました。
この中で松井市長は、大阪市立の小中学校と幼稚園の休校、休園の措置について、今月23日と24日の両日を終業式などを行うために、臨時の登校日とすることを公表しました。

そして今月25日からの春休みの期間中に中学校の部活動や、幼稚園での子どもの預かり事業などを順次、再開したうえで、来月の新学期から、すべての小中学校と幼稚園を再開する考えを示しました。

再開にあたっては換気のため、教室の窓を開けたり、子どもたちの席を離したりする措置をとるとしています。

さらに現在、休館している動物園や博物館など、市が所有する施設についても条件が整いしだい、部局の判断で再開する方針を示しました。

松井市長は今回の判断について「府庁で開かれた専門家会議での説明を聞いて感じたことは、医療崩壊を防ぐために感染のピークをずらすことには一定程度、成功したということだ」と述べました。

そのうえで「このまま社会生活を止めると、社会が成り立たなくなる。民間に自粛を要請しているイベントなどについては、個々に判断してもらえばよい。また、お花見の自粛要請は、やめようと思っている」と述べました。