「本当につらい」チューリップ農家も価格下落の影響 新潟

「本当につらい」チューリップ農家も価格下落の影響 新潟
新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や縮小が相次ぎ、花の需要が落ち込む中、チューリップの一大産地である新潟県でも生産農家が価格下落の影響を受けています。
新潟県はチューリップの切り花の生産が盛んで、産出額は国内の半分以上を占めていますが、新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や縮小が相次ぎ、花の需要が落ち込んでいます。

新潟市南区のチューリップ農家、荒井勝利さんも需要の減少に伴う価格下落の影響を受けています。

ことしは暖冬で花の育ちがよく価格が低迷していたところに、新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけているということです。

東京の大田市場の大手卸売り業者によりますと先週の平均価格は1本35円前後と、去年の同じ時期と比べて、半分近くまで下がっているということです。

荒井さんは「3月に向けて出荷量を増やしていたので、本当につらいです。会えなかった人に花を贈ったり自宅で楽しんでもらったりするため、チューリップをぜひ買ってほしいです」と話していました。