国連事務総長「弱者への連帯を」“パンデミック”対応強化要請

国連事務総長「弱者への連帯を」“パンデミック”対応強化要請
WHO=世界保健機関が新型コロナウイルスの感染拡大を「パンデミック=世界的な大流行」の状態という認識を明らかにしたことを受けて、国連のグテーレス事務総長は声明を発表し、各国に対策の更なる強化を求めました。
そして、「高齢者や病いを抱える人、医療保険が不十分な人、貧困に苦しむ人など最も弱い立場にある人たちへの連帯を示さなければならない」として、特に影響を受けやすい高齢者や社会的に立場が弱い人への支援の重要性を強調しました。

さらに、新型コロナウイルスを巡り、世界各地で感染者や感染が拡大している国の出身者に対する差別的な言動や扱いが伝えられていることを踏まえ、「恥ずかしくない言動で前に進もう」と訴えて、そうしたふるまいをしないよう呼びかけました。