裁判所 2席空けて座る対策 感染拡大防止で

裁判所 2席空けて座る対策 感染拡大防止で
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、多くの裁判が開かれている東京地方裁判所などでは、傍聴に訪れた人たちが隣り合わないように2席空けて座ってもらう対策をすべての裁判で行うことを決めました。
全国で最も多くの裁判が開かれている東京地方裁判所と東京高等裁判所、それに東京家庭裁判所では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、12日から傍聴に訪れた人たちが隣り合わないように座ってもらう対策を取ることを決めました。

およそ1メートルの間隔を空けるため、傍聴を希望した人には2席空けて座ってもらうということで、法廷で開くすべての裁判が対象になります。

最高裁判所は、全国の裁判所に対し法廷や座席の大きさに応じて対策を取るよう周知していて、今後、各地の裁判所でも同じような対策が取られる見通しです。

また、東京地裁では、裁判員裁判も多くの市民を集めて裁判員を選ぶ手続きを行う必要があることから、感染拡大を防ぐため、裁判自体を延期する対応を取っています。

東京地裁は「傍聴希望の方にはご不便をおかけすることもありますが、感染拡大を防ぐための措置でありご理解いただきたい」としています。