中国 北京 海外からの全入国者を2週間の経過観察に

中国 北京 海外からの全入国者を2週間の経過観察に
新型コロナウイルスの感染の世界的な広がりを受けて、中国・北京の地元当局は、海外から入国するすべての人を対象に11日から自宅などでの14日間の経過観察を求める措置をとると発表しました。
中国・北京では、これまで日本をはじめ新型コロナウイルスの感染が拡大している韓国やイタリア、イランなどから入国した人を対象に、自宅などで14日間の経過観察を求める措置がとられています。

こうした中で北京の地元当局は、14日間の経過観察を求める対象について、11日から海外から入国するすべての人に拡大すると発表しました。

中国では新たな感染者の数が4日連続で50人を下回るなど減少する一方、海外から入国した人から感染が確認されるケースが相次いでいて、首都への流入に対する警戒を一層強化した形です。

北京の空港では、日本などからの航空便の乗客については10日から専用のエリアで入国手続きや体温検査を行い、発熱などの症状がない場合はいったん空港近くの別の施設に移動させたうえで指定された車両で目的地に向かわせるなど、入国時の管理を厳格化しています。