米大統領選民主党候補者選び 感染拡大懸念し集会を中止

米大統領選民主党候補者選び 感染拡大懸念し集会を中止
アメリカで新型コロナウイルスへの警戒が強まる中、大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者指名を争うバイデン前副大統領とサンダース上院議員の両陣営は感染拡大への懸念を理由に現地で10日に予定していた集会を中止することを決めました。
民主党の候補者選びはバイデン氏とサンダース氏が激しく競り合っていて、中西部ミシガン州など全米の6つの州で予備選挙などが行われています。

こうした中、両陣営は来週行われる中西部オハイオ州での予備選挙に向け、現地で10日に支持者を集めて開く予定だった集会を中止することを相次いで発表しました。

中止の理由についてバイデン陣営は当局の注意喚起に従ったもので、今後の催しについては当局と検討を続けるとしています。

一方、サンダース陣営も「健康と安全面で懸念がある」という声明を発表しました。

アメリカメディアは「大統領選挙に関する大規模な催しが新型コロナウイルスへの懸念から中止されたのは初めてだ」と伝えています。

「国際オートショー」は8月からの開催に延期

毎年、世界から多くの自動車メーカーが参加しているニューヨークのモーターショーが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、延期されることになりました。

ニューヨーク・マンハッタンで開かれる「国際オートショー」には日本をはじめ、世界の大手メーカーが参加し、ことしは来月10日から始まる予定でした。

10日、主催者が発表した声明によりますと「参加者の健康などを考え、日程を再検討することにした」として、開催をことし8月28日からに延期するということです。

ニューヨークのモーターショーは、周辺に住む富裕層などを意識して、各メーカーとも毎年、高級車種の発表などに力を入れています。