NY市場 ダウ平均株価大幅上昇 トランプ政権の経済対策期待か

NY市場 ダウ平均株価大幅上昇 トランプ政権の経済対策期待か
前日に過去最大の値下がりを記録した、10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、1167ドルの大幅な上昇となりました。不安定な値動きながらも、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、このあとトランプ政権が発表する予定の経済対策への期待から買い注文が広がりました。
10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日に比べて1167ドル14セント高い、2万5018ドル16セントでした。

値上がり幅はこれまでで3番目に大きく、2万5000ドルを回復しました。

前日に2000ドルを超える過去最大の値下がりをしたダウ平均株価は、この日は取り引き開始直後に大きく上昇したあと、いったんは値下がりに転じるなど不安定な相場となりました。

ただ、10日中にもトランプ大統領が発表する新型コロナウイルスの感染拡大を受けた新たな経済対策への期待から、取り引き終了にかけて値上がり幅を広げ、結果的には前日の値下がり幅の半分以上を戻した格好です。

市場関係者は「トランプ政権の経済対策に期待が集まる一方で、その効果や実施時期などがはっきりしないとして、様子見の姿勢をとる投資家もいる」と話していて、対策の詳しい内容に注目が集まっています。