香港政府 北海道を「明らかな脅威」レベルに引き上げ

香港政府は10日夜、新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、日本の北海道について旅行に関する警戒情報を3段階のうちの2番目に当たる「明らかな脅威」のレベルに引き上げ、不要不急の渡航は自粛するよう求めました。
併せて今月14日から、過去14日間に北海道に滞在したことのある人が香港に入る際には14日間、政府が指定する検疫施設に隔離し、経過観察を行うとしています。

ただ日本政府は9日から香港からの旅行客に対し、ビザを免除する措置を停止したほか、香港から日本に向かう旅客機についても成田空港と関西空港に限定するよう要請していることから、香港、北海道双方とも互いに訪れる人は少なくなっているとみられます。

今回、香港政府は北海道と同様にイタリア全土とフランス、スペイン、ドイツのそれぞれ一部の地域について警戒レベルを引き上げたほか、イランと韓国についてもすでに同じ措置をとっています。