フリーランスとの取り引き継続を経済団体に要請 厚労省

フリーランスとの取り引き継続を経済団体に要請 厚労省
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためイベントの自粛などが相次ぐ中、厚生労働省は、フリーランスとして働く人との取り引きを、できるだけ継続するよう経済団体に要請しました。
フリーランスや個人事業主として働く人からは、政府の要請による大規模イベントの自粛などで仕事が減少し、生活に支障が出ているといった不安の声が相次いでいます。

こうした人たちの中には、収入の減少が生活基盤の悪化に直結しやすいケースが多く、影響の広がりが懸念されています。

このため厚生労働省は、仕事を発注する事業主が加盟する経済団体や業界団体に対して。10日、必要な配慮を求める要請を行いました。

要請では、フリーランスや個人事業主が仕事を続ける場合は、できるだけ取り引きを継続し、今後、再開する場合は優先的に仕事を発注することや、感染拡大の防止を理由に契約を変更する時には、不利益が及ばないよう報酬額などの条件を書面で明確にすることを求めています。

厚生労働省は「契約を一方的に解除されたなど深刻な相談が寄せられている。十分に協議したうえで適切な対応をお願いしたい」と話しています。