静岡県は県西部の病院に入院中の神奈川県在住の50代の男性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。静岡県内で感染が確認されたのは２人目です。

感染が確認されたのは神奈川県に住む50代の男性です。

静岡県の発表によりますと、男性は先月26日から発熱やせき、おう吐の症状がありましたが、神奈川県内で医療機関を受診した経緯はないということです。

そして９日、静岡県袋井市にある持ち家で38度８分の熱などの症状を訴えて県西部の病院に救急搬送され、10日感染が確認されました。

呼吸困難が続いているものの、会話はできる状態だということです。

この間の行動については、今月７日、ＪＲ新横浜駅を午前８時16分に出発した新大阪行きの東海道新幹線「こだま637号」に乗車し、静岡県内のＪＲ掛川駅で東海道線に乗り換え、袋井駅からはタクシーに乗って持ち家に向かったいうことです。

また、９日までの２日間、袋井市内の商業施設を訪れていたということです。

男性に渡航歴はないということで、県は男性からの聞き取りを続け、濃厚接触者などについて詳しく調べることにしています。