イタリア北部 2月の集団感染判明前にすでに拡大か 専門家指摘

イタリア北部 2月の集団感染判明前にすでに拡大か 専門家指摘
イタリア北部で感染が拡大している明確な理由は明らかになっていませんが、ミラノ大学のマッシモ・ガーリ教授は先月下旬に北部で集団感染が明らかになる前から、感染が広がっていた可能性を指摘しています。
感染症の研究者であるガーリ教授は今月7日、地元紙のインタビューに応じ「疫学的なデータからはイタリアでことし1月末から新型コロナウイルスがいわゆるレッドゾーンとよばれる北部を中心に広がっていたといえる」と述べました。

そして、先月下旬に北部で集団感染が確認される数週間前から、合併症などの深刻な症状を抱える患者が報告されていたことを明らかにし、「おそらく新型コロナウイルスが原因だった」と指摘し、気がついたときにはすでに感染拡大が始まっていた可能性があるとの見方を示しています。