千葉 市川の介護事業所で 新たに職員1人感染確認

千葉 市川の介護事業所で 新たに職員1人感染確認
千葉県市川市の介護事業所の職員1人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。この事業所をめぐっては、これまでに職員や利用者と、その家族の合わせて4人の感染が明らかになっています。
新たに感染が確認されたのは、千葉県松戸市に住み、市川市の介護事業所に非常勤で勤務する40代の男性です。

千葉県によりますと男性は、この事業所を利用する高齢者のケアを担当していましたが、今月6日、同じ事業所に勤める50代の職員の感染が判明したため、濃厚接触者としてウイルス検査をしたところ、8日感染が確認され、9日入院したということです。

この事業所をめぐっては、これまでに50代の職員のほか、通っていた80代の女性、それに女性と同居する60代の息子夫婦の合わせて4人の感染が明らかになっています。

新たに感染が確認された男性は、持病のため慢性的なせきの症状があり、いつ発症したかは分かっていませんが、すでに感染が確認されている職員と先月24日と25日に一緒に勤務していたということです。

また千葉県の柏市などによりますと、その後、柏市内の2か所の公共施設でスポーツジムのトレーナーとして機器の使い方を指導したり、小学生の親子などを対象に体操の指導を行っていたということです。

千葉県内の感染者は、これで22人となりました。

男性が指導に当たった施設は

柏市によりますと、男性が指導に当たっていた2つの施設は市内にある「リフレッシュプラザ柏」と「南部近隣センター体育館」です。

「リフレッシュプラザ柏」では、先月26日から今月2日にかけてトレーナーとして勤務し、このうち27日には、4歳から6歳までの15人を指導していたということです。

また、「南部近隣センター体育館」では先月28日と今月6日に、8歳から11歳の合わせて8人を指導していたということで、このうち2人がかぜのような症状を訴えているということです。

柏市保健所は、少なくともこれらの子どもたち23人については濃厚接触者として健康観察を行うほか、同じ時間帯にほかにも2つの施設を利用した人がいないか確認しています。

「リフレッシュプラザ柏」は今月3日から、「南部近隣センター体育館」は9日から、それぞれ休館して、今後消毒を行うということです。