議員が感染確認の北海道七飯町議会 開会も16日まで休会

議員が感染確認の北海道七飯町議会 開会も16日まで休会
町議会議員が新型コロナウイルスに感染したことが確認された北海道の七飯町で9日、定例の町議会が開会し、感染拡大を予防するため今月16日まで休会することを決めました。
七飯町では先月19日に60代の男性の町議会議員が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、町長や役場職員それに町議会議員など69人が濃厚接触者となっていました。

感染した男性議員は退院し、ほかの濃厚接触者も体調不良を訴えている人はいないことから、町は役場や議場を消毒したうえで当初の予定より1週間遅れて9日、定例の町議会を開会しました。

議会では感染していた男性議員は体調管理のため欠席しましたが、感染予防を徹底するため予定されていた一般質問を取りやめて、今月16日まで休会することを決めました。

議場では傍聴席は原則立ち入りを禁止し、ロビーにモニターを設置して議場の様子を中継していました。

七飯町の中宮安一町長は「感染拡大のおそれがなくなったわけではないので感染の予防に引き続き取り組み町民にも啓発していく」と話していました。