韓国 入国者対応強化で日本への便欠航 ソウルの空港は閑散

韓国 入国者対応強化で日本への便欠航 ソウルの空港は閑散
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本と韓国の両政府が相手国からの入国者への対応を強化する措置が9日から始まり、韓国のソウル近郊の空港では日本に向かう航空便が欠航となり、閑散としています。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、日本が中国と韓国から入国した人に対し、指定場所での2週間の待機を要請することなどを決めたのを受けて、これに強く反発する韓国は日本に対してビザを免除する措置をやめ、発行済みのビザの効力も停止すると発表し、双方の措置が9日から始まりました。

日本と韓国を結ぶ空の玄関口の1つとなっているソウル近郊のキンポ(金浦)空港では日本に向かう便が欠航となり、航空会社のカウンターの前には運休を知らせる案内が掲げられ、人の姿はありませんでした。

また、長い列ができることもある出国ゲートの前も、中国に向かう便の利用者の姿があるだけで閑散としていました。

空港で飲食店を経営する男性は「客がほとんどいない状況だ。職員には休んでもらっていて、経済的にも大きな打撃だ。早く状況が改善し、航空便が再開してほしい」と話していました。

一方で、韓国政府によりますと、新型コロナウイルスの感染者は8日、一日でさらに248人増え、7382人となっているほか、これまでに51人が死亡したということです。