中国政府 WHOに21億円の寄付を決定

中国政府 WHOに21億円の寄付を決定
中国政府はWHO=世界保健機関に対し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた国際的な協力のためだとして、2000万ドル、日本円でおよそ21億円を寄付することを決めました。
国営の新華社通信によりますと、中国政府はWHOに関して「テドロス事務局長のもと、感染拡大の防止に重要な役割を果たしていることを称賛する」と高く評価したうえで、「今回の寄付は保健医療体制が整っていない国々への支援が必要だというWHOの呼びかけに応えるものだ」としています。

テドロス事務局長は中国での感染が急激に拡大したことし1月に北京を訪れて習近平国家主席と会談し、「中国の取り組みを称賛した」などと国営メディアで伝えられています。

菅官房長官「すでに10億円拠出表明 WHOの活動に期待」

菅官房長官は午後の記者会見で「日本としてはWHOが保健専門機関としてその専門性をいかした活動を推進することを期待しており、発展途上国の感染症対策の強化に充てるためにすでにおよそ10億円の拠出を表明している。引き続き、WHOおよび関係各国などと連携し、事態の収束に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べました。