「待機要請」前に予定早め帰国の人も 成田空港

「待機要請」前に予定早め帰国の人も 成田空港
新型コロナウイルスの水際対策強化で、9日午前0時から中国と韓国からの入国者への待機要請が始まるのを前に、成田空港では予定を早めて帰国した人などの姿が見られました。
新型コロナウイルスの水際対策の強化で、2週間の待機要請の対象となるのは9日の午前0時以降に中国と韓国から入国するすべての人で、日本人も含まれます。

新型コロナウイルスの影響で成田空港と中国、韓国を結ぶ便は運休や減便が相次いでいますが、待機要請前の最終日となる8日は多くの利用者の姿が見られました。

中には急きょ、予定を早めて帰国した人やこの春から日本で暮らし始めるのを前に入国した人もいて、心配そうな様子で空港まで出迎えた家族などがほっとした表情で駆け寄る様子も見られました。

韓国のソウルから母親と共に帰国した東京都の21歳の女子大学生は「あさってまで韓国旅行の予定でしたが、詳細がよくわからないままけさ空港のカウンターに行き、わりと焦ってチケットを取りました。帰るという気持ちしかありませんでした」と話していました。

韓国のプサン(釜山)から来日し、春から東京の大学に通うという18歳の留学生の女性は「もともと今月末に来る予定でしたが、急いで準備をしました。到着ロビーに出てくるまでずっと不安でした。コロナウイルスのことがあり日本での生活も不安なので、大学の入学までに準備をしなければなりません」と話していました。